フォーセンスを活用する前の経緯と背景についてお聞かせください。
私が大原工務店に就職したのは24歳のとき。
もちろん、最初は見習いですよ。そのあと、土地や建物売買のことも勉強したいと思って、29~32歳のときには不動産会社で働きました。
大原工務店に戻ってきたのは東日本大震災の半年後。「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないですが、仮設住宅の施工を数多く受注していました。
それに、メイン業務の戸建住宅の下請けもありましたから、当面の仕事について困ることはありませんでした。
しかし、仮設住宅の施工はずっと続くわけではありません。
決められた予算でやり繰りしながら、施主様に喜んでいただける家づくりに携わる下請けもやりがいはありましたが、大きな利益は見込めない面があります。大原工務店を承継する私としては、今以上に利益が出せる会社にしたいという目標を掲げていました。
そういう意味では、元請けやリフォーム業のほか、工務店とはまったく異なる事業展開も考えたことがあります。結局、今の仕事を180度転換するのはリスクがともないますから、現状でより良い方向を考えるしかありません。
そうなると、漠然とではありますが、「元請けを目指すべきなのか」と思っていました。
フォーセンスとの出会いを教えてください。
元請けになるためには、まずは集客だと思いました。
そこで、現状の業務と並行しつつ、工務店向けの集客ノウハウ商材を購入し、冊子やセールスレターなどによるマーケティング活動を行いました。
集客ノウハウ自体は勉強になりましたが、2~3年という長いスパンで追いかけていくマーケティング手法だったので、すぐに結果は出ませんでした。せっかちなところがある私には向かないと思いました。
そんなとき、郡山でフォーセンスのセミナーが開催されると知りました。
運悪く、セミナー自体は中止になってしまいましたが、担当の方がわざわざ当社まで足を運んでいただいて話を伺うことができました。
実際にフォーセンスの話を聞いた感想をお聞かせください。
すぐに良いと思いました。「これだ!」と、ピンときましたね(笑)。フォーセンスの家のデザインはすごくかっこよくて、「やってみたい」と思いました。漠然としていたものが明確になった感じです。
結局、漠然としていたのは、元請けになるための武器がなかったからだと分かりました。かっこいい家がつくれるのは最大の武器。フォーセンスの家なら、そのデザイン性で集客もできると思いました。
フォーセンスが提供する住宅デザインに魅かれた理由を詳しくお聞かせください。
かっこいいデザインの家は、我々も手掛けたいですし、お客様もほしいと思います。売るんだったら自分が欲しいものを売りたいじゃないですか。やっぱり、自分が欲しいと思ったものを売っていかないと、お客様には喜んでもらえないと思うんです。
そうじゃないと、お客様にも失礼ですよね。
当社だけでかっこいいデザインの家がつくれれば良いのですが、残念ながらノウハウがありません。
やはりベンチマークになるようなものがないと、どこに向かうのが正解なのか分からないのです。そのベンチマークを示してくれたのがフォーセンスの家でした。
フォーセンスの家を見て「そんなデザインは無理じゃないか」という人もいるかもしれませんが、私からすると、空中に浮かせるとか物理的に無理じゃない限りは「デザインについて基本的に無理なものはない」と思っています。
やればなんとかなるぐらいの話です。実際、これまでフォーセンスの家を手掛けてきて無理だったことはありません。
福島県郡山市の株式会社大原工務店 代表取締役 大原昇氏に、フォーセンス導入の経緯と効果を詳しく伺いました。